交通ルールを学ぶことができるだけではなく、様々な救急自動車に乗ることができる交通公園。でも救急車や消防車は見かけるのに、なぜかパトカーは見かけません。どうしてパトカーは展示されていないのでしょうか?
パトカーを展示していないのは、悪用されないため
交通公園に展示される救急自動車は、すべてが現場での役割を終えた車たち。パトカーは救急車や消防車と違い、悪用されるケースが考えられるため、こうした公園での利用はされないそうです。ほとんどのパトカーは公園などに払い下げられることはなく、廃車になる運命なんだそうです。
パトカーを廃車にするときは、まず警察の保安上の問題に関わるような無線機、そしてパトランプなどの機材は、取り外すか、壊されて使えないようにされます。その後、一般の修理工場などに送られ、普通の車のように廃車手続きを行って解体処分になるとのこと。
ちょっと寂しい気もしますね…
いったい何年で廃車になるの? 気になるパトカーの寿命は?
パトカーの一年間の走行距離は約3万キロ。さすがに色々な場所をパトロールするだけあって、乗用車では考えられないほどの距離ですね! だいたい5~6年で寿命になるということですから、15万~18万キロという、相当な距離を走ることになります。これはたしかに廃車になってもしょうがないですね……。
現役を終えたあとに、廃車にならないケースもある?
本当に珍しいケースですが、まだ耐久性が残っている車両については、たとえば高速隊仕様から警ら仕様として再利用されることもあるそうです。
そのほかパトカーに描かれている所属警察の表記を、交通指導車に変更して再使用されることも。さらには以前、使用されていた新潟県警のポルシェ911のような珍しい車の場合は、展示用やイベント用として残されることも。いずれにしても再利用されるのは、どれも特殊なケースでほとんどは廃車になるようです。(時事通信社のホームページに、新潟県警のポルシェの写真が掲載されています!)
パトカーを見るには、どうすればいいの?
本物のパトカーを見るには、どうすればいいのでしょうか? 近くの警察署に展示されていることもありますが、警察署の敷地内なので、なかなか近くでは見れません。じっくり近くでパトカーを見たいなら、警察主宰のイベントがおススメです!
警察主宰のイベントは毎週各地で行われており、パトカーや救急車両の展示も行われています。警視庁のホームページでイベントスケジュールが掲載されているので、お近くでイベントが開催されるときはぜひ行ってみましょう。
まとめ・悪用されないためなら仕方がない⁉
パトカーは悪用を防ぐため再利用はできません。そのため、交通公園にパトカーが展示されていないことがおわかりいただけたでしょうか? パトカーを間近で見たいなら、ぜひ警察主宰のイベントを利用してみましょう!
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